その他SDGsに関する情報

仕事もSDGsも「自分ごと化」が大事な理由

2021.12.23

SDGsへの取り組みを「自分ごと化」できていますか?

Lookatプロジェクトメンバーの瀬川 明彦(せがわ あきひこ)です。
Lookatプロジェクトのコラム「一番効率的なSDGsの取り組みは?」内の「SDGsの盛り上がりと情報過多による混乱」でも取り上げましたが、情報が反乱することによって、人は思考停止に陥ることは知られています。情報にアクセスするだけで満足してしまっていないでしょうか?
そこで今回は、SDGsや仕事に取り組むために大切な「自分ごと化」について考えてみたいと思います。

「自分ごと化(当事者意識)」の意味

Harvard Business Reviewの「当事者意識はチームの士気を5倍にする」では当事者意識に関する興味深い実験を行った結果が示されている。

“くじ引きに手を加えて行われた、有名な実験がある(社会心理学者エレン・J・ランガーの報告 による)。参加者の半分には、ランダムな抽選番号が割り当てられた。残る半分には白紙のカードとペンが与えられ、自分の抽選番号として好きな数字を書き込むよう求められた。そして研究者たちは当選番号を抽選する前に、宝くじの買い戻しを申し出た。その意図は、「“ランダムな番号を与えられた人”と“自分で番号を書いた人”のどちらに多く支払うことになるか」を知るためである。
 合理的に考えれば、買い取り額に差は生じないはずである。宝くじの当落は純粋に運で決まるため、任意か割り当てかにかかわらず、すべての番号は同じ価値を持つという考え方だ。
(中略)
実験を行った地域や被験者の属性を問わず、自分で番号を記入した人への買い取り額のほうが5倍以上多かった。
この結果は、人間の本質に関する不都合な真実を明らかにしている。つまり、人は自分自身で物事を選択した場合、そうでない場合よりも、はるかに強くコミットメントを見せるのだ。その割合は実に5対1である。“
出典:Harvard Business Review https://www.dhbr.net/articles/-/2574

この実験結果から、改めて、当事者意識の意味を考えさせられます。仕事もそうですが、指示されたからやる仕事と、自分の意志・判断でやる仕事と、どちらが、エネルギーをもって取り組めるでしょうか?もちろん後者だと思います。
ではどうすれば「自分ごと化」して取り組むことができるのでしょうか?

「自分ごと化」に必要なことは?

今の時代、特にインターネットが普及してからは、情報を知ることはますます容易になってきていて、冒頭にも触れた通り、情報は反乱しています。そしてその知った情報を自分なりに理解することが大切ですが、理解することなく情報に触れているだけの状態になっていることもあるのではないでしょうか?
当たり前のようですが、私は「自分ごと化」するために必要なことは、自ら知ること、理解すること、そして考えることだと思います。そして考えるために必要なキーワードがずばり、好奇心と問題意識だと考えます。それぞれの意味はデジタル大辞泉によると
 好奇心:珍しいことや未知のことなどに興味をもつ心。
 問題意識:ある事態などに対し、その重要性を見抜いて、主体的にかかわり合おうとする心の持ち方。
とあります。

例えば代替肉について考えてみましょう。

家畜のゲップから排出されるメタンガスによる温暖化対策として、代替肉が注目されていますが、一方で大豆の生産拡大はアマゾンの熱帯雨林破壊の一因とされるという意見もあります。また世界の多くでは食品廃棄物を埋めています。食品を埋め立てたときに発生するメタンガスの量も無視できる量ではありません。温室効果ガス排出量は1位が中国で、2位がアメリカ。全世界の食品廃棄物から発生する温室効果ガス量を合算すると、これに次ぐ3位に相当する量になるそうです。
このことから、もっとも大切なことは必要以上に食べない、そして作らないことだと思います。そしてそのためにどのようなことができるのか、例えば余った野菜で代替肉ができないか?
もっと保存期間をのばすことができる仕組みはないか?などと考えることが大切だと思います。

SDGsへの取り組みを「自分ごと化」して、成長機会にしよう!

仕事を「自分ごと化」するためには、単なる作業ではなく、その業務が会社のミッションとどのように関連しているのか、どのように顧客の課題解決ができているのか、その結果がどのように経営に影響しているのかという視点を持つ必要があります。SDGsでも単に「〇〇に取り組んでいる」ではなく、その取り組みがどのゴールに関連しているのか、それがどのような人たちの役に立っているのか、その結果がどのように自分に影響しているのか意識してみてはいかがでしょうか。
意識の差は人生何十年にもわたって蓄積していきます。「自分ごと化」することは成長機会と捉えるべきではないでしょうか。

SDGsの「自分ごと化」でお悩みなら!

Lookatプロジェクトでは、SDGsを自分ごと化する「2030 SDGs」カードゲームに参加することで、SDGsへの取り組みを自分ごと化するお手伝いもできます。経験豊富な公認ファシリテーターのもとカードゲームをプレイすることで「SDGsとはどんなものか」や「なぜ我々がSDGsに取り組む必要があるのか」を自分ごととして実感することができます。

SDGsを自分ごと化することで組織に浸透させ、一緒に力を合わせて頑張っていきましょう!

その他のSDGsに役立つコラム一覧はこちらから

みんなで、
よりよい未来を目指すために。

「SDGsを推進したい」「サービスを知りたい」「無料で試したい」
お気軽にお問い合わせください。