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今こそ理解すべきレジリエンスの意味と企業に求められる内容

2022.03.07

今こそ理解すべきレジリエンス

Lookatプロジェクトメンバーの長内賢です。
「レジリエントな社会作り」や、「レジリエンス」という言葉を耳にしたことはないでしょうか。
または「レジリエントで持続可能な社会」というフレーズかもしれません。
この「レジリエンス(レジリエント)」という言葉は、現代社会に生きる人々の誰もが無関心ではいられない重要な言葉です。
今回は「レジリエンス(レジリエント)」について解説しますので、是非お読みいただき、我々が暮らすこの社会のこれからについて考えるきっかけにしていただければと思います。

レジリエンスとは

レジリエンス(resilience)とは本来、「回復力」「跳ね返り」「弾性(しなやかさ)」という意味合いを持つ英単語です。
レジリエント(resilient)はその形容詞形です。
人・組織ともに通用する「さまざまな環境・状況に対しても適応し、生き延びる力」といった意味で使われています。

例えば、人物に対して「レジリエントな人」などとして使う際は、困難な問題や危機的な状況、ストレスといった要素に遭遇しても、すぐに立ち直ることができる精神的な強さ(心の回復力)を持った人と言うニュアンスになります。
また、社会について使われる際には、パンデミックや自然災害などの状況下でも、停滞せず、即時の回復が可能な社会を意味して「レジリエントな社会」というような言葉として使われます。

100のレジリエント・シティー

「レジリエンス」という言葉が広く一般的に使われるようになったのは、
2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件がきっかけと言われていますが、SDGsのゴールにも組み込まれており、今ではまち作りに欠かせない観点となっています。

100のレジリエント・シティーという言葉をご存じでしょうか。
2013年、世界中のレジリエンスに対する流れをグローバルな視点でネットワーク化していくことを目的として、アメリカのロックフェラー財団が「世界100のレジリエント・シティプロジェクト(100RC)」を発足しました。
これは、世界の都市を対象にレジリエンス向上への取り組みを資金面、技術面から支援するプログラムであり、
世界中で特にレジリエントな街の実現に力を入れたい100の都市が選ばれました。
日本からは京都市と富山市が100のレジリエントシティーとして選ばれています。

100のレジリエント・シティーに求められるものとしては健康・福祉、経済・社会、インフラ・環境、リーダーシップ・戦略の4つの側面と12の推進要因が枠組みとして定められています。
富山市と京都市はこの枠組みに基づき、それぞれレジリエンス戦略を策定しています。

企業に求められるレジリエンス経営

企業やビジネスにおいても「レジリエンス」は使われます。

事業において危機的で困難な状況が発生した際やビジネス環境に変化が生じた場合でも、うまくそれらに適応して立て直すことができる組織・企業の経営をレジリエンス経営と呼びます。このような企業は今後、地球温暖化による未曾有の気候変動や、新たなテクノロジーの発現など、誰もが予想しえなかった事態が発生しても、組織の存続・成長を続けていくことが可能になるでしょう。
レジリエンス経営を進めるには、もちろん、経営陣がレジリエンス経営を目指すという目標設定・発信が必要になります。併せて、企業に所属する一人ひとりがレジリエンスを高める必要があります。ストレス耐性であったり、日々起こる状況の変化への柔軟な対応や考え方を必要とし、身に着ける意欲を持つことが重要とされています。
また、SDGsへの取り組みもここ数年で特に大きくなってきた企業に求められる要素の一つです。
SDGsへ取り組むこと、そしてそれを発信していくことも、レジリエンス経営を進める項目の一つといえるでしょう。

おわりに

あらゆるものを取り巻く環境が日々変化し、将来の予測が困難な状態を意味する「VUCA」。
現代は「VUCAの時代」と呼ばれています。
VUCAの時代において、目まぐるしい変化に取り残されないよう、レジリエントな人材、レジリエントな経営、レジリエントな社会を目指して、それぞれが担う役割を全うしていきましょう。

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