目標をもつということ
Lookatプロジェクトメンバーの瀬川 明彦(せがわ あきひこ)です。
今回のテーマは”目標意識の持ち方”についてです。
京セラの創業者・稲盛和夫さんは、創業当時から「世界一の企業になろう」という目標を設定されていました。そして、その目標があったからこそ、「世界一になるためには何をしなければならないか」と考えることができ、迷うことなく前に進むことができたと言われていたようです。
稲盛経営12ヵ条
稲盛経営12ヵ条(https://www.kyocera.co.jp/inamori/management/twelve/index.html)の第1条は「事業の目的、意義を明確にする」です。今日でよく言われているパーパスです。そして、第2条が「具体的な目標を立てる」です。この中では、「盛和塾 西日本忘年塾長例会(2012年12月11日)」要旨として次のように記載されています。
”ビジョンは夢あふれるものでなければなりませんが、同時に、実現するための計画を具体的に立てなければなりません。大切なことは、それが空間的、時間的に明確なものであるということです。現場の最小単位に至るまで明確な目標数字があり、さらには一人ひとりの社員が明確な指針の下、具体的な目標を持たなければなりません。また、一年間の通期目標だけでなく、月次の目標も明確に設定しなければなりません。”
ビジョン(なりたい姿)を実現するためには、目標が大きすぎると、そんなことはできないと諦めてしまうので、できると思える小さな目標に展開する必要があると言われているのだと思います。できると思える目標であれば、計画を立てて実行すれば達成できるのではないでしょうか。
目標は達成できていますか?
でもよく考えてみてください。今までに、できそうな目標になっているけれども、後回しににしたり、やらなかったりしたことはないでしょうか?
なぜでしょうか? たぶん今の状態がある程度心地よいからだと思います。少しいやな話になりますが、みなさんは期初に立てた目標を覚えていますか? そして、目標達成に向けて設定したKPIを意識していますか? 目の前のタスクが積み上がっていて、目標設定で記載したアクションが進んでいなかったりしたことはないでしょうか? 私も経験がありますが、あとになって後悔することもありました。
花巻東高等学校の取り組み
大リーガーの大谷翔平選手の母校である花巻東高等学校のホームページの学校案内には『立腰教育から立志夢実現』と書かれています。立志=パーパスを定義する。夢実現=大きな目標を達成する。ということだと理解しました。
花巻東高校では、毎朝必ず10分間「手帳と向き合う時間」が設けられています。時間があれば、youtube「花巻東高等学校 オリジナル手帳を活用した特別カリキュラム」(https://www.youtube.com/watch?v=0epAb-xsb-s)参照してみてください。あらためて目標を設定することの意味・大切さを感じました。
そして、こちらが、大谷翔平選手が花巻東時代に書いた「目標設定シート」(https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/04/23/gazo/20200423s00001007038000p.html)です。これを見ると、目標を意識しているなということと、目標を達成しているなということが、よくわかるのではないでしょうか。
目標達成に向けて
今回は、仮に今の状態がある程度心地よくても、目標を達成できるようにするために、必要なことをまとめてみました。
(1)今の心地よさよりも、さらに心地よさそうな「ワクワクする大きな目標」を立てる
(2)達成感を味わうために「できそうな日々の小さな目標」にまでブレイクダウンする
(3)目標達成に向かってまっしぐらに行動できるよう「目標を意識」する時間をつくる
Lookat.ソーシャルメーターは目標設定・活動とKPI・進捗を”見せる化”するITサービスです。SDGsの取り組みの目標設定などにも最適です。
書いたからには、わたし自身もあらためて目標を見直しして(1)~(3)を実践します!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。