レジ袋が有料化された本当の理由をご存知ですか?

Lookatプロジェクトメンバーの瀬川 明彦(せがわ あきひこ)です。
日本でもレジ袋が有料化されてから約1年半たち、みなさんの周りでも、この効果について話題にのぼることもあるのではないでしょうか?
また、プラスチックを巡る環境の問題とその対策について、そしてレジ袋が有料化された本当の理由をご存知でしょうか?私個人としては、目から鱗が落ちる思いでした。是非、ご一読ください。

プラスチックを巡る最新事情

政府はストローやハンガーといった使い捨てプラスチック製品12品目の使用量を削減する「プラスチック資源循環促進法」の施行日を2022年4月1日とする政令を決定しました。
この法律により、使い捨てプラスチック製品を年5トン以上使用する事業者は、それらの有料化や再利用などの対応が義務づけられるほか、削減目標をつくって使用量を計画的に減らすよう求められることになります。
参照元:
「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律の施行期日を定める政令」及び「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律施行令」が閣議決定されました|経済産業省|https://www.meti.go.jp/press/2021/01/20220114001/20220114001.html

増え続けるプラスチックごみ

ご存知の通り、世界中でプラスチック問題が深刻になっています。
ところで、みなさんは、毎年どの位の量のプラスチックが海に捨てられているかご存知でしょうか?
街で捨てられたプラスチックは、水路や川に流出し、海へとたどり着きます。なんとその量は世界で877万トン(中央値合計)。日本でも河川などを通じて日本近海に年間2万~6万トンものプラスチックごみが流出していると言われています。
そしてこのペースが続くと、2050年には世界の海のプラスチックの量が魚の量を上回る計算になると予測されています。
参照元:海洋プラスチックごみに関する状況|環境省|https://www.env.go.jp/water/marirne_litter/mpl1-d2.pdf

そのため、日本では2019年5月に「プラスチック資源循環戦略」が策定され、以下が掲げられました。
基本原則
「3R+Renewable」
6つのマイルストーン
<リデュース>
①2030年までにワンウェイプラスチックを累積25%排出抑制
<リユース・リサイクル>
②2025年までにリユース・リサイクル可能なデザインに
③2030年までに容器包装の6割をリユース・リサイクル
④2035年までに使用済プラスチックを100%リユース・リサイクル等により、有効利用

<再生利用・バイオマスプラスチック>
⑤2030年までに再生利用を倍増
⑥2030年までにバイオマスプラスチックを約200万トン導入

概要はこちら
プラスチック資源循環戦略の概要|環境省|https://www.env.go.jp/press/files/jp/111746.pdf

詳細はこちら
プラスチック資源循環戦略|環境省|https://www.env.go.jp/press/files/jp/111747.pdf

我々にできることは?

ただ、このマイルストーンは野心的な感じはしますが、個人として何をすればいいのか、具体的にイメージはできないと思います。このマイルストーン達成に向けた具体的施策の第一歩として、全国一律でのレジ袋有料化の導入が決定されました。実は、日本から毎年排出される廃プラスチックのうちレジ袋が占める割合は2%程度と言われています。もともとプラスチックごみ全体の量から見ればごく僅かであることはわかっていました。

ではなぜ、有料化されたのでしょうか?

総務省が発行している「ちょうせい 第101号(令和2年5月)」にはこのように記載されています。

レジ袋は、我々の生活の中に深く浸透し、我々の生活の中にある使い捨てプラスチックを象徴するものと言える。今般のレジ袋有料化の真の目的は、レジ袋を有料化することではなく、そのレジ袋の有料化をきっかけに(レジ袋以外のものも含めて)使い捨てプラスチックに頼った国民のライフスタイル変革を促していくことである。
国民の皆様にはこの制度趣旨を是非御理解いただき、不必要な使い捨てプラスチックの削減の御協力をお願いしたい。
レジ袋有料化について|環境省環境再生・資源循環局総務課リサイクル推進室|https://www.soumu.go.jp/main_content/000686969.pdf

いかがでしょうか。みなさんもレジ袋が有料となったことで、少なからずその背景にあるプラスチック製品の消費や、環境問題について、意識することが増えたのではないでしょうか。

おわりに

長期の目標達成には、短期の具体的な施策を明確化し、意識付けをすることはビジネスにおいても重要なことだと考えます。もう少し付け加えるなら、長期目標は壮大であればこそ、短期目標は具体的に実行できる数値目標にするべきだと思います。そして短期目標をクリアすることで、長期目標が達成できることがわかる進捗管理が重要になります。そのためにも必要な数値データをわかりやすく見える化すべきではないでしょうか。

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